昨年の12月から麻雀を始めた。いや、始まったと言うべきか。「メンバーが一人足りないから」と声を掛けられたのがきっかけ。ルールを覚える自信がなかったが、思いのほか面白い。経験者は一人だけ。彼が三人の初心者にゼロから教える形だった。でも彼が麻雀をしていたのは随分昔だったらしく、最初のころは教えるのが大変だったようだ。未だにルールや役を完璧には覚えてないけど、一応は成り立っている。
まさか麻雀をやるとは。今まで縁も興味もあまりなかった。しいて言えば、父がよく麻雀をしていて「よほど面白いものなんだろうな…」と思っていたくらい。ハナレグミの作品に麻雀の曲があって、子供側の気持ちしか分からなかったけど、今は夜な夜な麻雀する大人の気持ちが少し分かる気がする(私はたまにする程度だけど)。
月に3回、夜に集まり、一時間半ほどジャラジャラやる。麻雀卓は自動じゃなく手積み。みんなで牌をかきまぜ、山を作り、さいころを振る。この一つ一つ手順を踏んでいくアナログな感じが結構好き。くだらないことを話しながら手を動かすのが楽しい。
先日も彼の牌の説明の意図が分からず、「赤いきつねと緑のたぬき?」としょうもない冗談を返しながら、どうにかこうにか意志の疎通をした(麻雀の牌には赤や緑のがある)世間はクリスマスムードで、デパートなどへ行くと華やかな赤や緑にお目にかかるが、目下のところ私の日常にあるクリスマスカラーと言えば、麻雀牌の赤と緑である。
ゆるく楽しく。上達はせず。早いもので、もうすぐ1年になる。忘年会は焼き鳥がいいかもしれない。