6月

 今朝のこと。「今年は梅をもらえる当てはあるかな?」何とも言えない…といった様子であいまいな答えが返ってきた。お昼すぎ。「今日○○さんの所で梅をもらったから好きなだけあげるよ!」・・・こんな都合よすぎる現実ってある?

 

 毎年梅干しを漬けている。今年で確か7年目だ。仕事で梅干しを作ったのが最初だった。"梅干し作りは最初の3年は続けないといけない"という脅しのような迷信を知り、びびった私は私生活でも2年目、3年目…と梅干しを漬けた。そしてそれが何となく続いて7年目になる。時の速さに驚くばかりだが、振り返るとこの7年で色々あったなぁ。

 

 別にもう迷信は怖くないし止めてもいいのだけど、毎年6月は何となく梅干しをつけようかな…という気分になる。迷信を作った人物はこうなることを狙っていたのだろうか?だとしたらまんまと策略にハマっている。でも、お陰で前より梅干しが好きになったし、乗せられるのも悪い事ばかりではないかもしれない。

 

 ありがたいことに梅の実は人づてにただで頂くことが多く、これまで自分で買ったのは1回位だ。田舎あるあるなのか、庭に梅の木があっても実を収穫しないお家は多い。「要らないから取っていいよー!」といった具合だ。お金もお礼も要らないと言われる。本気で要らないんだと思う。

 

 そんな訳で図々しくも「今年もどこかに要らない梅あるかな~」と尋ねたのだった。こんなに早く手に入る何てびっくりだったけど。本当にありがたい限りだ。梅を見ると6月だなと思う。

 

 気づいたら食卓もピーマン、キュウリ、トマト。もうすっかり夏の気配がする。