いかれる私

私は怒れる人である。

 

怒る人は馬鹿で未熟だと、各方面で散々な言われ様である。

それだけ言われても自覚があっても、なかなか治せない。長年の悩みだ。

アンガーマネジメントの本を読んだりしてみたが、あまり意味がなかった。

 

だが、これまで沢山失敗して分かったことがある。

せっかくなので整理もかねて少し書いてみる。

 

一つ目。怒らないように…と感情を抑えるほど、余計に怒りが増幅する。

 

昔は「怒ってはいけない」と、心の中から負の感情を排除しようとしていた。

事実、怒りがあるのに、無いものにできるはずがない。そのうち爆発する。

どんな感情も心の中にあっていいし、あるのが自然だ。怒っていい。

平静な言葉で伝えたり、適切な形で発散できればいいのだ。(これが難しい)

 

かつての同僚が「頭の中で何人人を殺したか分からない」と

言っていたのが忘れられない。誰だって怒るものなのだ。

「大丈夫そ?」と、声をかけたくはなったが。

 

 

二つ目。他人に怒っているのではなく、実は自分の問題で怒っている。

 

特定の問題に対して怒っているようでいて、実はそうじゃない時がある。

それは本当に、純粋に、その問題に対する怒りだろうか。

ただ問題が済めばいい話なのに、やけに感情的になっていることがある。

 

表面的には一見、ある出来事について怒っている様で

実はその問題を口実に、無意識に憂さ晴らしをしているのではないか?

個人的な物事が一向に進まないことへの焦りや不満。

そのストレスが外側の問題に刺激され、噴出している場合もあると思う。

(周りの人たち、まーじーでごめんなさい)

 

怒っている理由は案外、自分の中にあったりするものだ。

 

 

三つ目。体の問題で怒りやすくなる。

 

怒りは、体調の影響も大きい。

穏やかだった人が怒りっぽくなり、実は病気の影響だった…

というのは、割とよくある話らしい。

 

この1~2年で確信したのだが、砂糖の取りすぎは情緒不安定になりやすい。

誰でも落ち込んだりイライラすることはあるだろうが、

感情の波のふり幅が、とてつもなく大きくなる。

睡眠不足だとより一層顕著になる。個人的な体感ではあるが。

 

他にも色々あるが、キリがないのでこの辺にしておこう。

 

少しでもこの心と上手く付き合えるようになりたい。

道のりは長そうだが、どうせならcrazyの方の

楽しい”いかれる人”になりたいと、切に願っている。