12月はドラマティック

12月は何で毎年せわしないんだろう。

周りの忙しさが伝染するのか、忙しくないはずの私も、気がせかせかしている。

 

師走の空気は何だかドラマティックだ。

第九の、合唱が盛り上がるところみたい。

エンディングに向かって勢いよく畳みかける感じが。

 

年末が近づくにつれ、やたら行事やイベントが重なる。

クリスマス。お歳暮。仕事納め。忘年会。新年の準備。帰省や旅行の段取り…など。

それらに付随して、細々としたやるべき事が多い。

 

家は掃除され、人間は散髪に行き、犬は洗われる。(もちろん家によるけど)

心身を清めてから終わりと始まりを迎えたい人が多いのだ。

 

こうやって書いてみると、やっぱり

一年の締めくくりと幕開けは、神聖で特別なものなんだな。

終わってしまう名残惜しさと、新たな年への希望が入り混じる。

 

そうか。12月は日常と非日常、過去と未来が交錯する。

だからドラマティックな空気を感じるのかもしれない。

おまけに忙しさでドタバタと過ぎていく。そりゃ落ち着かないはずだ。

 

でも、そんな月だからこそ、気になることを取りこぼさないようにしたい。

サインを気のせいにせずに、忙しいからと後回しにせずに。

何年も前の12月、気のせいにして後悔したことがあるから。

 

一方で、全然進まないことは置いておいて、今できることだけをしようと決めた。

と言うか、そうするしかなくて。開き直るしかない。

最近、先のことばかり考えて、今を置き去りにしがちだったし。

 

できれば穏やかに年末を駆け抜けたいけど、

引きずられながら散歩させられてる犬みたいな日々。

自分のペースで12月を歩きたいのに、全然待ってくれない。

 

ブログはあと何回書けるかな。

それぞれの師走を、ドラマティックかつ安全におすごしください。