知り合いのおばあちゃんが亡くなった。
先週、買い物中に倒れてそれっきりだそうだ。
ずっと元気だったのに。突然すぎて未だに信じられない。
スーパーや町中で時どき見かけていたが、いつも背筋がまっすぐで、
髪を美しくまとめていた。どこか凛とした雰囲気がある方だった。
葬儀はもう終わっていた。
私も母もお世話になったため、今日二人でお参りに伺った。
亡くなった日のことをご家族がお話してくれたが、
その日に限って、その時に限ってなぜ、ということが重なっていた。
決まっていたのか？と思ってしまう位に。
亡くなる2日位前から、いつも必ずしていたことをしなくなっていたという。
不思議な話だが、救急車のサイレンが聞こえた頃
孫夫婦は接客をしていたらしく（そのお家は家族経営）
「ばあちゃんじゃないといいな…」と内心思ったそうだ。
その時トントントンッと階段を上がる足音が聞こえたという。
でも、子供たちじゃない。
（もしかして、ばあちゃん？）
怪しげだけど、虫の知らせのようなことって、個人的にはあると思う。
というのも、私自身不思議な体験がある。
誰も信じてくれないだろうが、愛猫の亡骸に対面して話しかけたとき、
グルグルグルと喉を鳴らす音を聞いた。もちろん一瞬自分を疑ったが。
人が亡くなる時って本当に非情であっけない。
書くかどうか迷ったけど、時間が経つと記憶が曖昧になるので。
きれいな笑顔ばかりが思い出されます。ご冥福をお祈りします。
