12月24日。
今日は日曜日。クリスマス休暇を楽しむ方も多いだろう。
私はいつも通りの日曜日。”師走”を過ごす、という感じである。
毎年この時期は、年賀状を書いたりしている。
クリスマスに対して、特別な思いも、嫌な思い出もない。
子供のころ、クリスマスプレゼントをもらったり、確か家にツリーもあったので
人並みにクリスマスというものを体験させてもらったように思う。
大人になった今は、特に何もしていない。
この時期だけのシュトレンを楽しんだり、
クリスマスケーキのおすそ分けを頂いたら食べる程度だ。
そう、クリスマスは関係なく、ただお菓子が食べたいだけなのだ。
ツリーを出したり、リースを飾ったり、チキンを焼いたり…
季節感を楽しむ人たちへの憧れはあるものの、私は怠け者だし
まず家の整頓が苦手で、正直飾りつけまで辿りつかない。
いつかススキを飾って、お団子を盛りつけ、静かにお月見するのが小さな夢だ。
まだ子供だったクリスマスの夜、そわそわしながら眠れずにいた。
「サンタさん来るのかな~?」
布団の中から窓の外を眺めていたら、鈴の音が聴こえた。
シャン、シャン、シャン…というあの音。静かに驚いた。
サンタさんの存在を近くに感じて、明るい気持ちになった覚えがある。
今思うと、誰かが茶目っ気を出してベルを鳴らしていたのだろう。
遊び心がある大人が居たのかもしれない。
今でも時々思い出す、ささやかな記憶である。
何かを純真に信じる心や、夢見る気持ちを忘れた私には
サンタさんを信じる子供たちが、少し眩しく見える。
その素直さや真っ直ぐな思い、それはとても強い力だ。
大人になると、現実的で理性的な考えに占拠されるけど
夢のような出来事を願うような明るい気持ちも、少しは持ち続けたい。
希望を持つ力、と言ってもいいかもしれない。
子供はただただサンタさんに会いたいのだ。素直にプレゼントが欲しいのだ。
「自分のところになんか、きっとサンタさんは来てくれない」とは思わない。
そんな捻くれたことを言うのはきっと一部の大人だけ。
ただ願ったらいいのに、条件付けして自分で否定する癖がついている。
出来るだけ、正直に行こうな。(←自分に言ってる)
最後にとても好きなクリスマスソングを紹介したい。
賑やかなクリスマス、中には辛い人もいるだろう。
寂しい思いや、辛い心に響く歌だと思う。
悲しい曲だが、ピアノの旋律が美しい。涙が出てしまいそうになるけど。
エモーショナルな曲がとても好きだ。
この曲を知ったきっかけはこちらのカバー。
彼女のハスキーな声に惹き込まれ、何ていい曲だろう、と思ったものだ。
では、今日はこの辺で。
どうぞそれぞれのよい一日を。