奏でたい音

今日はEminem

 

イライラしている時は、怒気の強い音楽がいい。

音に乗って、怒りが発散されていく感覚。

穏やかな曲はむしろ逆効果。自分の内的な音と

聴いてる音のエネルギーが違いすぎると、不協和音になる。

 

私たちはいつも無音の音を奏でながら生きているのだと思う。

エネルギーというか、感情というか。

 

今日は朝からイライラしていた。

職場の些細なやりとりが引き金で、急に怒りが噴出し

ものすごく感情的になってしまった。(本当に迷惑で恥ずかしい話だ。)

 

自分でも驚くほどの怒りだったが、どうしてか分からない。

呼吸を落ちつけて理由を探った。

体の問題じゃない。食べ物の問題じゃない。メンタルの不調でもない。

思い当たるのは、生き方の問題だ。

 

先日のブログで、自分は割と幸せであり、今の生活を愛したいと書いた。

それは本当だ。でも一方で、現状を変えたい気持ちもある。

 

「自分に合う生き方じゃない」と知りながら、抜け出せない焦り。

いつまでも変われない自分への怒り。

そういったストレスが、知らず知らずに溜まって爆発してるようだ(不定期に)

 

「平穏な暮らしをしてるのに、ワガママだ」と自分を咎めたくなったが

まずは本音を正直に認めることにした。

 

”恵まれてるけど、ここに居たくない。”

 

Grapevineの「From a small town」という作品がある。

「何も変わらなくたっていい このままで居られるよう」と歌う曲と

「ここに居たくねえ」と歌う曲が、一枚のアルバムに一緒に収録されている。

 

人間は矛盾した気持ちを一緒に抱く存在である。

そんな心の複雑さを教えてくれたアルバムだが

今感じているのは、それに似た葛藤かもしれない。

 

怒りの理由は少し分かったけど、じゃあどうしたらいいか。

 

本心と行動を出来るだけ一致させることだと思う。簡単ではないけど。

そして体を整えること。小さな積み重ねに尽きると思う。

 

少しずつ、少しずつ。繰り返し、繰り返し。

奏でたい音をイメージしながら。